そんな君も愛してる (ページ3)

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この日は2本撮りのため、メンバーは着替えて2本目の開始を楽屋で待っていた

「まだ眩しい？」
目を擦ったり、天井を見たりと忙しない目黒に渡辺が声をかけた
「うん」
「大丈夫？」
「うん、それ以外は何もないから」
「色付きのメガネとか誰か持ってないか聞いてくるよ」
「え？めめ、どうかしたの？」
目黒と渡辺の正面に座っていた深澤が身を乗り出してきた
「なんかライトが眩しいんだよね」
「え？俺らの仕事じゃ致命的じゃん、大丈夫？」
「耐えられないほどじゃないから大丈夫だよ」
「なに、まだライト眩しいの？」
3人の会話を聞いて岩本も会話に入ってきた
「うん、でも、なんかさっきより良くなってる感じだから大丈夫」
「ホントに？」
渡辺が目黒の顔を覗き込んだ
「ホントだよ」
「目黒、無理すんなよ。あんまり眩しかったら、ちゃんと言ってライトの向きとか変えてもらうとかしたほうがいいから」
「うん、わかった」
「あれ、ちょっと待って」
深澤がソファから立ち上がって、目黒たちの後ろに回った