アイシテモ (ページ4)

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「う〜ん、、、」

ぼーっとする意識をなんとか戻そうとしながら体を起こす

確か、翔太が女の人とホテルに入っていって路地裏に男の人に声かけられて、その後の記憶が無い

『あ、起きた？』

男の人がひょいっと顔を覗き込む

「ひゃぁ！！」

『ふはっ。もうちょっと可愛い反応できないのかよ笑』

「すみませんね。」

『ごめんごめんって笑』

「もう笑うのやめてよ、」

そう言ってもなお笑うのを辞めない男の人を睨んでそっぽを向く。

『ごめんごめん、もう笑い収まった。』

「もう。」

『とりあえず、体調の方はどう？』

「少しぼーっとするけどまぁ大丈夫」

『なら安心だ。あ、俺の名前は目黒蓮よろしく』

「あ、えーと私は桜木Aです」

『俺の事は蓮って呼んで。あとタメでいいから。』

「はぁ、、」

『何？まだなんか言いたいことある？』

「ここどこですか？」

『あのさ、ふつーに考えてわかんない？』

『ここ、俺ん家。』

嘘でしょ。

こんな女ナンパしてそうな男にほんとに拾われちゃったよ、、、

『あ、ついでに俺のLINE追加しといたから。』

え、、、まじかよ、、、

『あとなんか凄いLINE来てたけど。あと電話も。』

絶対翔太からだわ。

『ちょっと見ちゃったんだけどかなり心配してるよ』

ほれって言われてスマホを渡される。確認してみると、電話50件LINE100件以上。

久しぶりの事に苦笑いしか出来なかった。

いつも喧嘩しちゃった時は大量の連絡が来る。

『彼氏さんのとこ戻れば？』

「え？」

『またなんかあれば連絡してくれればいいよ。それか家に来ても』

「いや、お断りしておきます。」

『言うと思った笑』

「では、お邪魔しました。」

『ん。』

彼…蓮の家を出たあと翔太のLINEに既読をつけ家へ向かった